津軽で雪中撮影

2006.01.14 up


三連休パスっす  2006年1月7日〜9日の三連休を利用して海峡線まで足を伸ばしてきました。目的は第1に臨時列車のドラえもん海底列車、第2にED79の重連、第3に津軽鉄道のストーブ列車です。これは何れ北海道で雪中撮影するためのトレーニングってとことですね。
 今年の冬は日本海側に大寒波が来ており、津軽も気象庁の天気予報では新潟、秋田ほどではないものの、結構厳しい状態。バッテリーが心配ですが、4つもあれば大丈夫!かな?ってことで行ってきました!今回は三連休パスを活用してのプランです。

 出発点となる大宮駅に着くと、案の定上越線方面は大雪の影響で運休となる列車が目立っていました。出発前に何枚か撮影した列車があったのですが・・・

 まずは大宮から新幹線はやて1号で一気に八戸へ!
シーハイル上越は運休でした
特になんてことはないですが・・・スペースがあったので

八戸駅です うみねこ 奥がきらきらみちのく、手前が青い森鉄道
 八戸に着くと結構雪が積もっていました。この時は「もう少し雪が欲しいかなぁ。」なんて暢気なことを考えていました。益にはうみねこなども停車しており、はやて1号の到着を待っていたようです。
 で、私は789系白鳥1号に乗車です。
向かうは青森、函館じゃないよ

奥羽線の普通列車。直ぐの発車でーす 撫牛子って読めないよなぁ 五能線のキハ
ご苦労様です  青森からは奥羽線普通列車で撫牛子駅へ。無人駅なんですね。保線員さんがホームの雪かきをしてくれていました。寒いのにご苦労様ですね。で、この駅でリゾートしらかみ待ちをするのですが、大雪の影響で運休ではないかという不安が・・・。しかも的中。結局現れませんでした。
なんかオーラが見えますが・・・ ズドドドドドドドドドドドドドドド・・・・・

 結局リゾートしらかみはやってこなかったのですが、代わりにED75のパンダがやってきました。しかも、、、ファインダーから覗いていたら、なんか異様な雰囲気・・・(写真上)。なんかオーラが見えます。(^^;  なんだろう?って思っていたらどうやら列車の風圧で巻き上げられた雪がこういう具合に見えるようです。いやlあ、それにしても凄いインパクトでした。巻き上がられたを避けるため、通過したときにはカメラを守りながら駅から飛び出していました。

 それにしてもED75もそろそろヤバイということなので、雪の中を走る逞しい姿を写真に収められて良かったです。(^^)

 この後、五所川原へ向かうため、五能線の列車を待つ間に485系が通過しました(写真下)。ヘッドマークがないですね。つまらん・・・。おそらくこれは、特急つがる7号だと思われます。5分くらい遅れていましたね。後で分かったのですが、奥羽線の混乱で列車変更が多かったようです。この車両も本来は、いなほのものではないかと・・・。
おおっ、晴れたぞ! まだ晴れてるぞっ

 たまーに天気が良くなり、思わず青空を撮ってみました。うーん、気持ちい。
 なんてことをしていると、目的の五所川原へ向かう五能線のキハがやってきました。

津軽五所川原駅っす  順調順調って思いきや、途中でポイント故障が発生し、30分程度遅れてしまいました。スケジュールが結構ギリギリだったため、ストーブ列車には間に合いませんでした。
 仕方ないので、金木まで行って、折り返しのストーブ列車に乗ることにしました。
この時は故障していたDD
金木駅っす 十三湖しじみラーメン しんづ?いや、しんごだ
 金木でストーブ列車を待つ間に、食事をすることにしました。駅内にある食堂です。ここには十三湖蜆ラーメンがありましたので、ご当地メニューってことでこれにしました。なかなかシジミしていて・・・違う、アッサリしていておいしかったですよ。付け合せに生ビール。寒くても生ビールです。

 そろそろ列車が来るのでホームへ移動。そこには某テレビの企画で香取慎吾が塗りたくった(?)車両が留置されています。中の様子を見ると物置のようになっていますね。頑張れば動きそう〜
ツララがいっぱい〜 とても暖かかったです。暖かいって素晴らしい・・・
 定刻通りやって来たストーブ列車は残念ながら機関車DD351が修理中ということで、メロス号2両がオハ46を牽引するという珍編成!DDが見られないのは残念でしたが、これはこれで滅多にお目にかかれないシーンですね。 ダルマストーブは1両に2つ取り付けられています  メインはオハに取り付けられたダルマストーブ(写真右上、右)。もう辺りは暗くなってきていたのでストーブのオレンジの光がとても印象的でしたね。しかも暖かい〜(^^) 石炭をガサガサと
五所川原駅。だーれもいません。
 ストーブ列車で津軽五所川原に到着。今日のストーブ列車は終了となるため、牽引してきたメロス号がオハを引き込み線に移動させる姿も見られました。普段はDDがやっている仕事なんでしょうね。
 この後、バスで青森へ戻ります。

プラズマか?液晶か?どっちでもいいか 撮影中、乗客に見られていました・・・  暗いし、吹雪いているし、撮影は難しい状況。でも折角なので、撮りまくりです(笑)。新戦力である、17-85mmのレンズが手振れ補正付きなので、ある程度撮れていましたね。感謝感謝。
 と言うことで青森に到着です。案内版(っていかモニタですね)には相変わらず羽越線などの遅れを表示していました。
 夜になってから北斗星を見に行くことにしました。すると既にカシオペアがカマ交換作業を行なっていました。が、見てのとおり吹雪・・・
えい、流し撮り
粒子が荒いのか、雪が凄いのか・・・なんか汚いなぁ。
すばやく移動!大忙し  次はお目当ての北斗星。カシオペアは白っぽいのである程度撮影しやすいのですが、ED79やブルーの車体はかなり厳しいですね。黒くなっちゃいます。(^^;
 現像ソフトに頑張ってもらいました。右の写真なんて手持ちで1/8秒で撮りました。我ながら関心関心。

 で、1月8日の朝になったわけですが、蟹田行きの列車に乗るため駅へ向かいます。今日は津軽今別駅での撮影と、津軽線の終点、三厩駅へ行きます。その後北斗星4号に乗るために函館へ向かいます。

 駅に行くと特急列車が暗いホームに停まっていました。列車の時間まで多少余裕があったので、適当に撮影です。はまなす(写真右)もいたので多少ラッキー感はあったのですが見てのとおりマークに雪が付着してしまっていたため、分かりづらい・・・

 蟹田行きの列車の時間が迫ってきたので乗り場に行ったらE751系がいました。
はまなす
 あれ?これ特急つがるでは?って思っていたら行き先表示が普通蟹田行きに変わりました。おお、これに乗れるのか!ちょっと嬉しいかも。(^^)
 しかも殆ど乗る人もいません。今回はつがるに乗る予定が無かったので得した気分ですね。(写真横3枚)
これを普通列車として運用してます またまただーれもいません
 蟹田に着く頃には辺りも明るくなっていました。が、寒い!青森よりも確実に寒い。
 寒いけど頑張って先に進みます。乗り継ぐ津軽線のキハ40系がやってきました。
 1日の本数が少ないにも関わらず乗客は少ないですね。
みんまや←→かにた
津軽今別の待合室です。  キハに揺られて津軽二股駅へ向かいます。この駅は海峡線の津軽今別駅と乗換え駅となっています。
 暫くはその津軽今別駅で海峡線の列車を撮影することになります。写真左2枚が津軽今別駅です・・・が、なんだか良くわかりませんね。(笑)
 この下から津軽今別での写真です。

ズドドドドドドドドドドドドドドド・・・・・その2
 はじめは雪も適当かと思っていましたが、時間が進むに連れ、吹雪になり、視界が悪くなってきてしまいました。時折猛吹雪と言える状態になり、小さな待合室に入っていてもどんどん気温が下がって来ました。大雪のためダイヤも相当乱れており、いつ何が通るか分からなくなってしまいました。本来ならドラえもん海底列車まで撮影していたかったのですが、途中で断念。まぁ、ED79の原色とJR貨物色も見られたし、EH500のトップナンバーも撮れたので良しとしましょう!
EH500のトップナンバー!
かなりの吹雪。もう限界〜

三厩駅の内側です さっきまでの猛吹雪がウソのよう
 吹雪の津軽今別を後にして、三厩方面へ向かう津軽線に乗車。あ〜あったかいぃ〜。(*´Д`)=з
 で、三厩に着くと青い空がっ!おお、吹雪いていない!海辺は天気が全然違うんですね。しかしまぁ、列車は遅れて到着。でも折り返しは定刻通りのため、5分程度の停車で直ぐに出発です。短時間の間にやらねばならないことがあります。それは関口智宏さんが訪れた時に残していったメッセージを見ること。で、アッサリ発見したので、多少写真を撮る時間ができました。
 折り返し列車で蟹田に戻る途中、津軽今別の駅はやはり猛吹雪でした。断念しておいて正解でした。

青森駅前です。ドトールで時間潰したんだけど、隣のおばちゃん達はアイスコーヒーを飲んでいました。凄いねぇ。 隣のも雪を落としてあげてね
 青森に着くと津軽今別ほどではないですが、まぁ寒い訳です。特急たちが到着するたびに雪落とし。大変です。ホームやホームの屋根の上では大勢の職員が雪かきに追われていました。遅れは当然、列車変更も多く大変だったでしょうね。乗車予定の485系白鳥もスーパー白鳥で使われてる789系に変更されました。
このオブジェはいったい・・・
白鳥 これに乗るはずだったのですが・・・  函館に着くと・・・青森ほど寒くありません。なんちゅーか拍子抜けでした。とりあえず、イカやらカニやらクジラやらを食べ、腹を満たし、帰りの列車、北斗星4号を待ちます。手配できなかった北斗星2号は50分近く遅れていました。
 まだスーパー北斗を見たことが無かったので、一枚いただきました(写真右)。ここでようやく三脚が役立ちました(爆)。
 今あらためて写真を見ると、やはり青森よりもずっと雪が少ないですね。
長時間露光だと雪の感じがあまりでませんね
 北斗星2号がようやく到着。カメラを持った人たちがウロウロ。みんな物好きですね(笑)。
 写真は約3秒の露光です。遅れていたため、あっという間に出発していきました。
 さて、我が北斗星4号は・・・35分遅れですか。しばし待ちましょう。
もう「遅れ」「運休」という言葉になれてしまった・・・
 ようやく着いた北斗星4号。ED79を連結するために客車側の連結器の雪を払います(写真右)。
 で、連結。がっちゃんっと。おっと、のんびりしていられません。これに乗るのでした。雪のホームを5号車まで急がねばっ!
 北斗星とはいえ車内はいたって普通。他の寝台列車と変わりません。が、このロービーカー(写真右)は結構いいですね。他のロビーカーよりもゆったりしていたように思います。自販機が無かったのが残念ですが・・・もしかしてあったのかな? ZZZZ・・・って私じゃないよ 乗車口の窓です。凍っていますね。
 あとは食堂車グランシャリオ(写真左)ですかね。結局使いませんでしたけど、食堂車がある列車に乗ったのは何十年ぶりでしょうか。
 日が昇りました。ちょうどロビーカーにいたので写真を撮ったのですが、ファインダーを覗くと鳥の群れがいました。結構な大所帯。どこへ向かうんでしょうね。何故か北へ向かったいました。(たぶん・・・) 日が昇ったところで、先頭車へ行って牽引車のナンバーを撮影しにいきました。そしたらビックリ。窓全体が凍っていて、なんにも見えませんでした。必死に氷を一部だけ溶かしてなんとか上の写真になりました。外にはまだ雪もありますね。
付着した雪はスッカリ融けましたね  関東に入るともう雪はありません。空も青く晴れ渡り気持ちのいい景色が車窓に広がります。下車する大宮には約1時間遅れで到着しました。いやいや、なんとか帰ってこれました。雪中撮影はなかなか大変ですね。いい経験になったかと思います。
 今回はこれでおしまい。ではでは。
車両部品で作ったポストだそうです。