北東北東西! 花輪線 山田線 岩泉線他

2006.12.02 up
花輪線の快速八幡平です。詳細は下を読んでね。
 2006年11月23日〜25日、JR東日本の三連休パスで北東北の非電化路線の幾つかを巡ってきました。思い立ったのは職場の先輩から、11月24日を休みにすれば三連休パスが使えるという話を聞いてからです。兼ねてから密かに計画をしていた北東北のローカル三線、花輪線、山田線、岩泉線乗車するプランを実行することにしました。
 何れも非電化で、車両はキハ58、キハ52。国鉄時代の雰囲気を色濃く残す魅力的な路線ですよね。最近花輪線では新鋭のキハ110が試運転を開始したと聞き、しかもRailMagazineには煽るような特集あり、いてもたってもいられなくなった訳です。
 ついでに帰りは青森から上野まで、寝台特急あけぼののA寝台個室シングルデラックスにしました!
今回のルートは、盛岡→好摩→大館→鷹ノ巣→糠沢→大館→盛岡→茂市→中里→岩泉→宮古→久慈→野辺地→青森→上野です。
では、旅程を思い出しながら綴っていきましょう。

 11月23日、午前5時半、自宅を出て某野田線で大宮駅へ向かいます。 臨時の新幹線はやて71号で一気に盛岡へ!なんと盛岡到着は8時35分です。早い!すばらしい! 関東の天気は曇っていたのですが盛岡に近づくにつれ、次第に青空が広がってきました。岩手山バックの好摩ポイントに期待ができます!
 盛岡から好摩へは、いわて銀河鉄道線で移動です。この区間は花輪線のDCも走っていますが、折角臨時はやてで早く着いたのでIGRでさっさと好摩へ移動します。
 右の青い電車がIGRで、これに乗った直後に予想外の国鉄色キハ58が入線!山田線のダイヤが遅れているようです。(↓これね)
 折角なので一枚頂いておきましたが、光線が悪く、正面しか像が出ませんでしたね。ま、おまけってことで。とにかく8時55分に盛岡をでました。好摩までの車窓からは岩手山が良く見えます。見てのとおり絶好の条件!雪を少々被り、青空を背景に立派な姿を見せておりました。 ん〜、絶好の岩手山!
 好摩駅に着くと、予想外のキハ110が3連で停まっていました。うわさに聞いていた花輪線での試運転のようです。で、改札に行くとなにやら妙な雰囲気があり、駅員に聞いてみると、運休となった列車があるそうです。運休?あ、撮影しようと思っていた列車じゃないの?orz...
 現地に居合わせた同業者さんから、このあと銀河鉄道線をED75が通るということを教えていただいたので、花輪線はあきらめそちらに向かいました。EH500が何本か通ります。貨物銀座ですね。関東と違って遠景での撮影ができますね。
 さて、ED75ですが、原色の重連でありました!これはちょっと嬉しい!正面は完全に影になっちゃいましたが、それでも岩手山バックのED75原色重連は良いです。
雪を被った岩手山&ED75原色重連!
 そうこうしても花輪線は一向にやってきません。業を煮やし、JRに電話してみました(笑)。するとビックリ。なんと上りは強風のため3時間遅れだそうです。をいをい・・・。予想がつきません。諦めて好摩駅へ歩き始めたその矢先、写真左のとおりキハ58がやってきました・・・。そんなもんですよね。
 慌ててカメラ出して撮影しましたが、ま、そんなことではしっかり撮れる訳も無く。とにかく今日は鷹ノ巣まで行かなくてはならないので、ガックリ気ながらも好摩駅まで戻りました。
 好摩駅ではさっきのキハ58がまだ停車していました。んー、どうしよう。本来なら大館方面に行きたいんだけど、ダイヤ乱れまくり。こうなったら田沢湖線経由にした方が正解か?と思いこのキハ58に乗り込みました。盛岡へ向かう車中で、必死に時刻表をめくり、鷹ノ巣までのルートを検討。したのですが、盛岡に着くと、なんと直ぐに大館方面への花輪線が・・・!考えるまもなく飛び乗りました!
あぁ、青空が気持良いです。

 上が好摩→盛岡で乗車した花輪線。一枚撮影したら、下りホームにキハ58が今にも出発するところじゃないですか!(下)
 コレってもしかしたら好摩から乗ろうとしていた列車ではないですか!?

松尾八幡平駅から安比高原方面  一応定刻通りに出発した花輪線ですが、松尾八幡平で交換待ちです。「行き違いのため暫く停車しま〜す。」のアナウンスがあったので、「じゃ、折角ですので、対向列車を撮影しましょう。」ってことで、寒風の中、長玉もって車外へ。若い車掌さんに「写真撮りたいのでよろしく!」ってお願いして寒風の中待つこと5分。キハ52がやってきました(写真左)。ちょっといい感じですね。信号が腕木式だったらバッチシなんですがねぇ。コレを撮影して直ぐに温かい車内へ戻ります。
 今度は荒屋新町で列車交換です。今度のアナウンスはなんと40分待ち。(^^;
 40分すか。通勤だったら爆発してますね(笑)。こちらはもう撮影プランを諦め、状況を楽しむことに決めたので、折角の三連休パスなので、荒屋新町の駅を出ました。そうそう、ごたごたしていたこともあって、まだお昼を食べておりませんでした。駅前にはそれほどお店も無かったのですが、パンを売っているお店がありました。お店に入ると、おばあちゃんとお孫さんがいて、そのお孫さんが大はしゃぎ状態。なんでも今度新幹線でディズニーランドに行くとか。パンを購入し、列車に戻ります。アナウンスのあった40分が過ぎても対向列車はやってきません。(^^;
 さらに暫しまつとようやく対向列車がやってきました。これまた盛岡色のキハ52。ちょっと国鉄色を期待していたのですが、残念。対向列車の撮影もできたので、車内に戻って遅い昼食を取りました。
荒屋新町駅です。
荒屋新町駅には扇型車庫がありました。

 大館に近づくほど雲が広がり、段々と暗くなってきます。時折、雲間から日が射しますが、撮影はもう無理ですね。と、言いつつ、しっかり写真は撮ります。  十和田南駅に着くと列車は進行方向を変えます。何故かこの駅はスイッチバックの駅です。運転士と車掌が交代するため、数分の停車。本当はこの駅で1列車ずらす予定だったのですが、可也遅くなりそうだったので、この列車のまま大館へ。
 車内は適度に空いていて快適です。DMHサウンドを聞きながらブログの更新!
 のんびりしたものです。隣の席のおじいさんも一人旅のようですが、居眠りしていました。車窓を眺めなくてもいいのでしょうか?それもいいかかも。
 日が落ちたのでしょうか。曇っていて良くわかりませんでしたが、だいぶ暗くなってきました。
 今度は大滝温泉駅で列車交換待ちです。(^^;;;;
 ライトの明かりも目立ってきました。対向でやって来た列車はようやく国鉄色の登場となりました!けど、もう露出が・・・(泣)
 その対向列車はキハ58+キハ52。何れも国鉄色でした。惜しい〜。

 後ろ髪引かれながらも大館へ向かいます。大館に着くころには、もうすっかり日が落ちていました。

 ちょっと薄暗い駅では、怪しげなオブジェたちが出迎えてくれました。やっちゃいましたね?系です。
 オブジェに気を取られていたすきに、乗ってきた列車にキハ58国鉄色が連結されるじゃないですか!急いで駆け寄り撮影!と言っても当然露出が得られない〜。現像ソフトでなんとかここまで色が出ました。
 コレをカメラに収め、予定を変更してさっさと今日の宿がある鷹ノ巣へ移動することにしました。
 とりあえず次に来る「かもしか」に乗車。たった20分の乗車ですけどね。今日は疲れたので早く宿で横になりたいのでありました・・・

 11月24日。上の写真、暗いでしょ?そう、まだ夜明け前です。宿を出た時は本っ当に真っ暗。暗闇の中、地図を頼りに田畑の中を歩く姿は不■者ですね。はっはっは・・・。現地に鷹ノ巣〜糠沢の撮影ポイントに着くと辺りは明るくなってきました。下の写真は三脚が凍っていた図です。バカだなぁと思う瞬間です。
 6時44分頃、まだ薄暗いうちに特急 日本海1号がやってきました(写真上)。絶好の構図なんですが、どうにも露出が足りません・・・。ISO800にしてシャッター速度を稼ぎ、なおかつ粒子粗さや露出補正は現像ソフトに頼る始末です。(^^;
 日本海1号を撮影したら直ぐに移動です。またテクテク歩き、似たような構図の撮影ポイントへ。さっきのところより、糠沢駅に近く駅が見える位置です。ここは上下線どちらも撮影できます。
 着いた早々、三脚の準備ができていない時点で特急いなほがやってきてしまいました。とりあえず広角レンズで広さを表現してみました。というと聞こえは良いですけど、ま、実のところ、コレが精一杯のタイミングでした。(笑)  で、次のターゲットは特急あけぼのです。日も射してきたので今度は良い露出が得られそう。
 結構寒く、待つ間は無駄な動きで体を温めます。
 暫くすると遠くの踏切が鳴っているのに気付きました。
 で、あけぼのです(写真左)。露出は良いのですが正面に日が射しませんでした。orz...
 この後、反対方向からキハ58よねしろ編成が来ます。急いでカメラの向きを変えます。で、そのよねしろ編成ってのは左下の緑色のディーゼルカーです。
糠沢駅から早口方面
 よねしろ編成は以前秋田駅で見かけたのですが、そのときは2両編成だったので、今回は3両フルだったので、一応リベンジ完了ですね。
 この後、糠沢駅9時の列車で大館へ向かいます。って、30分しかない!急いで機材を片付けて駅へ向かいます。と言うのも、この列車を逃すと、次は14時46分までないんですね。 頑張って駅に着くと、だれもいません。しばし、一人旅の雰囲気を満喫です。遠くまで見通せるのでなかなか気持ちが良いです。
 9時になると定刻通り列車がきました。キハ58ですね。(写真下)。温かい車内で一息つきます。

 大館駅に着きました。まだ今日は何も食べていないので、駅前で何か食べようとしたのですが、まだ9時半。起きてからはもう4時間以上経っているんで、腹は減っています。駅前を歩いていると見覚えのある姿が・・・あなたはもしや・・・
 ハチ公様では?!(写真上と右)
 渋谷では良くお見かけしますが、ここはハチ公の故郷でしたね。ハチ公は生後50日くらいで東京へ行ったそうです。ということは、この姿は東京渋谷のハチ公なんですね。 因みに左は秋田犬の像です。ハチ公じゃないけど近くにあります。
 朝飯食べねばっ!と言っても駅にはこれと言ったものは無かったので、駅前へ。駅弁の鶏飯を作っているところで食事ができたので、鶏飯御膳をいただきました。850円と安め。何故かって言うと、駅弁と同じ値段なんですね。これはお得。鶏飯自体は駅弁そのままなんです。
 さて、腹も満たしたところでそろそろ日本海3号が来るので駅へ戻ります。ここがいいかなって決めたら、なんと間に貨物(左)が入線。しかも停車。こりゃいかんってことで、もう時間もないので、跨線橋からの撮影となってしまいました(右下)。しかもこんな時に限ってトワイライト釜。
いい感じにボロボロですね。
 トワイライト・・・じゃない、日本海3号が行った後、停車していたキハ58(左)に盛岡色+国鉄色のキハ58(右)が連結です。
 これが快速八幡平となります。平日にも関わらず、列車を撮影する人がそこそこいましたね。
 この人たち、後々見かけましたね(笑)。やはりルートは自ずと同じようになっちゃうのでしょう。

 連結も終わり、ドアも開いたので早速乗車して一番後ろの車両に乗り込み席を確保!と言ってもガラ空きですけどね。
 前2両は結構綺麗な状態でしたが、後から連結した方はかなり草臥れた様子。見てください、右の写真。ボロボロですね。でもコレが良いのです。綺麗に仕上げてくれているのも良いですが、こんな状態もまた良いです。

 パノラミックウィンドウってちょっとカッコイイですね。子どものころ、初めて手に入れたNゲージがキハ58でした。しかもこのパノラミックウィンドウ。今も手元にありますよ!

 出発までまだ少々時間があるので、それまでじっくりキハ58を観察です。サボを撮ったりサボを撮ったり(笑)。窓を撮ったり連結器撮ったり。

 11:06、定刻通り快速八幡平は盛岡へ向けて出発です。DMHが唸り始め大館を後にします。直後奥羽本線を越えて一路盛岡へ。


 あ、いかん。一番後ろに乗らなくてはならんのに、一番後ろに乗ってしまった!(訳分からんね)。えっと、十和田南駅で進行方向が変わるので、大館では一番前に乗るべきでした。ま、どうせ乗客は少ないので一番前に移動です。

 なぜ一番後ろが良いかといいますと、折角のキハ58 4両編成なので窓から前を覗きたい訳ですよ。写真をご覧アレ。こんな感じです。いい感じです〜。

 もしやこの旅一番のお気に入り写真かも知れません。(^^) 全部国鉄色であるより良かったかも。

 盛岡に近づくにつれ、雲が無くなっていきます。
 

 盛岡に着くと、今度はいよいよ山田線です。ちょっとホームが離れているので、多少乗換え時間はあるものの、ノンビリはしていられません。昼食におにぎり2個を購入し列車に乗り込みます。以外にも結構な乗車率。快速リアスはキハ52+58。快速八幡平ではキハ58尽くしだったので、今度はキハ52に乗車です。
 山田線の車窓は余り変化はありませんが、枝が窓の近くまで伸びているため、木々に囲まれて走るようです。時折、木の根元には雪が見られました。この車窓を見て、真夏か真冬に来て見たいと感じるくらいの山の中を走ります。紅葉シーズンもありですね。

 そのキハ52は、駅員からタブレットを受け取っていました。このサイズの写真っだと分かりにくいですが、ピンボケです。orz
 
 15:30、茂市に到着。本当はこのまま岩泉線に乗車して岩泉まで行って戻ってくるつもりでいましたが、恐らく岩泉に着くころには日没間近。山間なのでもう写真は望めないと重い、下車しました。乗車する予定だった岩泉線のキハ52を見送り、宿に向かいました。
茂市駅です。結構広いですね。
 宿は駅から10秒程度のところにあります(笑)。一度宿に入ってからコンビニを教えてもらい買出しへ。途中道路が線路を越すので、そこでもう一枚撮影しました(右上)。もう日没後なので、コレで精一杯。ISO800で1/100秒です。
 その後、18時半前後の岩泉駅ラッシュを撮影に出ました。ラッシュと言っても、列車が同時に3編成が集まるだけですが・・・。当然もう手持ち撮影はできませんので、三脚を持っていきます。駅長さんに声をかけてからセッティング。適当に何枚かいただき、全車を見送ってから駅を退場。
 夜の茂市駅も撮影しました。

 11月25日、朝5時に起きます。サムイ・・・。直ぐに石油ストーブを点けて暖を取ります。流石に冷え込んだようです。この私が布団を4枚も掛けていました・・・。6時を回るころ、宿を出て駅へ行きます。昨日の駅長さんがいました。なんとなく苦笑い。待合室にはストーブがあり、それを囲むように椅子が置いてありました。日中は近所の人で賑わうのでしょうか。
 6時18分の岩泉行きに乗り込みます。途中の中里駅で下車して、乗ってきた列車が次の駅で折り返してくるのを待ちます。それが右の写真。バラスとを見てください。良い霜降りです。美味しそ・・・じゃない、車輪がクッキリ写るのでいい感じです。まだ日は射していない状態だったので、シャッター速度が稼げず、ちょっとブレてしまいました。
 やり過ごした列車(写真下の下ね)は、茂市でまた折り返してきます。今後は岩泉まで行く列車となるので、コレに乗り込むことになります。
 その列車を待つ間、駅を観察すると、時刻表がありましたが、すごいですね。上下合わせて一日に8列車だけです。
 そんなことをしていたら、日が射してきました。霜が輝き、若干霧状にもなり非常に美しい光景が拝めました。今、列車が来てくれれば!なんて願ってみましたが、列車がやってきたときにはもう絶妙なタイミングを逃していました(写真右下)。
 それでもなんかいい雰囲気です。ちょっと満足しながら列車に乗り、今度は終点岩泉駅を目指します。

 岩泉駅で列車は再び折り返し、茂市経由で宮古を目指します。出発まではたったの8分。この短時間で、駅舎と駅標、駅スタンプ、時刻表、ホームのキハ52、サボを撮影!1、2分を残してホームに行くと、車掌さんが声を掛けて来ました。このキハ52も来春には引退の見込みだそうです。現在、花輪線で試運転をしているキハ110がこっちにもまわってくるそうです。 「この顔つきが好きなんですけど、惜しいですね。」と言うと、「みんなそういうんだよね。でも、もう中はガタガタだよ」だとか。そりゃそうですね。でも本当に惜しいですね。キハ52が好きな方はお早めに。
 さて、慌しく岩泉を後にし、列車は茂市を経て宮古へ向かいます。気付いたら大館からの快速八幡平で見かけた鉄道好きさんもいました。(笑)
 岩泉駅は一日に3本しか列車がきません。時刻表もこんなにシンプル。

 9:15、宮古駅到着。・・・あたたかい・・・。茂市、中里、岩泉の寒さがウソのようです。見てください、この青空この日差し!昼寝したくなります(笑)。
 駅到着後、直ぐに北リアス線のレトロ列車が出発します。乗ろうかとも思いましたが、1列車見送り、宮古で暇つぶし&朝ごはんです。

 まずは駅の裏手に回って、日向ぼっこしているキハ52を撮影しました。途中、猫を発見。こちらも日向ぼっこ中。宮古の猫なら毎日新鮮な魚にありつけているのかな?体格も良くて毛並みも良いです。
 カメラを向けるとしばし凝固(右)。1分くらいこのまま(^^;
 車がきたので気を取られます(下)。もうどうでも良くなったのか、しゃがみました(右下)。
 その後、朝ごはんを食べに蛇の目というお店にいきまいた。ウニご飯です。美味。ついでに朝ごはんに生ビール!これまたウマイ!
「なんだよ、ジロジロみんなよ・・・」
「おっと、お前なんかに気をとられている場合じゃないぜ」 「なんだ、まだオレのこと撮っているのか?」
ん〜、ウマイ!朝から贅沢中! ついでに朝から生ビール!付け合せの塩辛も絶妙! 蛇の目

三陸鉄道の宮古駅  列車に乗り込みます。すると、リクライニングシートではありませんか!へぇ〜っと関心。当然海側に席を取り、昼寝です。(爆)
 いやいや、暫くはトンネルが続きますからね。その間はちょっと眠ります。
 腹も満たされ、今度は久慈に向かうため、三陸鉄道北リアス線の駅に行きます。時刻表を見ると、今度の列車はJRのホームから出るそうです(?)。JR山田線で宮古に来て、改札を出て、三陸鉄道の改札を入り、ホームからJR山田線のホームに行って三陸鉄道に乗ります。なんじゃいな。(^^; 売り場のお姉さんがいい感じでした。

 ちょっと行くと、車窓に短時間海が見えたりします。すると、三陸鉄道塗装の水門を発見。あ〜、テレビで見たことあるなぁ〜。と重いながらまたお昼ね開始。

 下が乗車してきた三陸鉄道の車両です。久慈駅で撮影。
 途中、列車交換のため停車。目が覚めたのでもう起きることにしました。対向はレトロ調列車。ま、いい感じです。

 ボチボチ景色の良い海っぺりを走ります。高い鉄橋では速度を落としてくれます。海と空がキレイ。

 久慈駅で、八戸線のうみねこに乗り換えます。見てください、このシート。立派ですね。これでも普通列車です。素晴らしい。
 鮫駅を過ぎると急に混んで来ます。ココに来て初めて相席となりました。

 14:45、八戸到着。今度は特急つがるで野辺地に向かいます。当初は三沢で十和田観光鉄道に乗ってみようと思ったのですが、なんとなくやめました。野辺地駅で昼食(?)で蕎麦を食べ、暇つぶしです。駅の向こうに見える鉄道林に行ってみようとも思いましたが、どうも遠回りする必要がありそうだったのでこれまたやめました。疲れてきたかな? 今度乗車するのは、きらきらみちのく青森です。それほど時間もないですしね。ホームで待つことにしました。待つ間に日没を向かえ、何処からとも無く野鳥達が鉄道林に集まります。野鳥?確かに野鳥ですが、カラスの大群。圧巻でした。
 そうそう、野辺地駅の駅員さんたちは人柄がとても良い感じがしました。駅スタンプがあるか聞いてみたら、「あるよ!」と言って奥から持ってきてくれました。「3つあるけど、どれがいい?」とか。???3つ?「古いのから新しいのまでどれでもどうぞ」だって。なるほど。歴史のある駅らしい事情ですね。3つも押すのもなんなので、デザインが気に入ったものを押させてもらいました。鉄道林を意匠化したスタンプで、他では余り見ないデザインだったので気に入ってしまいました。さて、青森方面から大湊線に入る気は47が来ました。そろそろきらきらみちのくが来るってことですね。
 で、きらきらみちのくがやってきました。交換のキハ47と並べて撮影。と言っても、暗いし、きらきらみちのくのヘッドライトが明るくて、ダメダメ写真になってしまいました。
 きらきらみちのくはガラっガラで指定席は私を含めて4人しか乗っていませんでした。ともかく、快適。窓は大きいし、シートは1−2。ゆとりがあります。
 思ったよりも早いきらきらみちのくは一気に青森駅に向かいます。
 青森駅の手前でEF81が2機いました。1つは北斗星、もう1つはあけぼののHMを付けていました。くっついています。なんか妙な感じ。

 さ、青森に到着しました。ラストイベント寝台特急あけぼの乗車までの僅かな時間、車中で必要になるものを買出しします。もう、勝手知ったる青森駅。一度駅を出てコンビニで色々購入。駅弁屋に行って弁当購入。すぐさま改札を入ると駅員が「アレ?さっき出て行かなかったっけ?」っていう顔つき。ふふふ。
 1番線に戻ると、DE10があけぼのを引っ張って入線してきました。しばらくしてさっき見かけたEF81が重連のまま入ってきました。おおっ!重連!!マジっすかぁっ!!
 先頭はEF81136。「青」の札が掛かっています。次位はEF8188。「田」の札。早速ブログにネタアップです。それと知人にもメールっと。(笑)  どうやら田端機のほうは故障があったらしく、あけぼのを使って返送するようです。パンタも下がっていました。それでも重連。ちょっと興奮気味。
 さて、重連の興奮冷めやらぬ中、本来の目的であるシングルデラックスの個室へ行きます。廊下の扉は自動ですね。個室のドアノブのなかなか雰囲気があります。室内入ると、なかなか大きなベッドに暗めの照明。いい感じです。洗面にテレビがあります。テレビと言っても、ビデオ放送のみで、2本流されていました。照明、テレビ、エアコンは全て下のコンパネで制御できます。そうそう、洗面セットのケースには、あけぼののヘッドマークがプリントされていました。いいっすね、こういうサービス。18:09、寝台特急重連あけぼのはゆっくりと青森を出発します。
 あけぼのの車内販売は秋田まで。とりあえず、買出しはしておいたので用事は無いのですが、ビールのつまみを買い忘れていたので、いかくんとナッツを買っておきました。シングルデラックスでJR浴衣に着替え、ビールとつまみと今回撮影した写真を肴にこの旅の打ち上げです。(^^)
 その後、照明を消して暗闇の車窓を別途に横になって眺めます。空に目をやると天の川が見えます。これはなんとも贅沢な気分。約13時間の贅沢空間の旅となりました。
 明け方の朝焼けも見入ってしまうほど。初めて列車の中で三脚を立てて長時間露光撮影までしちゃいました。(笑)
 列車は定刻通り6:58に上野駅に到着。ちゃんと最後まで重連あけぼのでした。今回の北東北旅行はこれでおしまいです。この後、上野駅を出て駅を眺めてから、地下鉄で帰路につきました。そういや、天気悪いな。やることやったので、晴れパワー終了ですね。いやぁ、最近晴れ男だなぁ〜。