銚子電鉄、鹿島鉄道 大晦日ドライブ

2006.12.31撮影 / 2008.05.11再作成
2006年の大晦日、粗方年末の用事も終わっていたので、ドライブがてら銚子電鉄を見てきました。先日、鉄道業務の改善命令を受けてしまったものの、車両や線路の点検整備費の資金繰りが付かず、テレビやインターネットで話題になっていましたね。ま、そんな話は無くても、年越し用のぬれ煎餅を買いに行くつもりだったのですが、なかなか行けず、とうとう大晦日になってしまったのでありました。

で、煎餅を買いに仲ノ町駅に行ったら、「只今、品切中」の張り紙が・・・。
 気を取り直して撮影開始です。
仲ノ町駅で入場券を購入し、早速ホームへ。デハ701が留置線で出迎えてくれました。(写真上の左の車両)
このデハ701は近江鉄道からやってきた車両で、写真では正面2枚魔窓ですが、反対側は3枚窓なんですね。みんな2枚窓方を注目するようですが、私個人としては、3枚窓の方が愛嬌があって好きですね。
で、このデハ701や、801、1002は点検整備も終わっているようで、綺麗に塗りなおされていました。この日は801と1002が運転されていました。
 801は元伊予鉄道、1002は1001と友に元銀座線の車両です。私としてはデハ301も是非お色直しして欲しいと思っております。
 銚子電鉄で仲ノ町駅といえば、デキ3ですよね。さっきから写真に写っている黒くてちっこい車両です。小さくても電気機関車で、ドイツからやってきたものです。ちゃんと動くんですよ。銚子電鉄の運営が多少落ち着いてきたらまた動かして欲しいところですね。
 上の写真などは、その仲ノ町駅に留置されている車両を撮影したものですが、入場券を購入して駅員さんに近くで見たいと言えばちゃんと見せてくれます。勝手に入っちゃダメですよ。
 今回は肩の力を抜いて、ラク〜に撮影してきましたので、いつもと写真の雰囲気が違うかも。
 なんちゅーか、雰囲気が伝わればいいかなぁ〜と言ったところですかね。
 徐々に車両が修繕されて来ているので、右のような状態をアップで撮ってみました。

 さて、仲ノ町を後にして犬吠に移動。見てください、この空。写真は犬吠駅の駅舎なんですが、以前着たときはタイルも綺麗だったのですが、今回は結構落ちちゃっていました。なんか、カメラやレンズのカタログにあるサンプル写真みたいですよね。(笑)
犬吠駅に降り立つ観光客たち。このあと、煎餅の香りに捉われることでしょう。
 犬吠駅の中では、名物ぬれ煎餅の実演販売が行なわれていました。醤油の焼ける匂いが香ばしくてたまりませんねぇ。
 表にあるレストラン「カフェ・ド・えがお」が、なんと暫く休業したのですが、こに日はお客さんが店内にいました。後でHP見たら、12月30日から1月3日まで営業とのことでした。

 さて今度は外川駅です。まだ来たことが無かったので行って見ました。いやぁ、いい感じの駅ですね。ローカル私鉄の終点として申し分ない雰囲気です。 駅舎も雰囲気あるし、ちゃんと機回し線があります。 これならデキ3によるトロッコ列車もアリなのでは・・・?なんて考えちゃいます。
駅舎の中はこんな感じ。
 そうこう考えいてるとデハ801がやってきました。結構大勢のお客さんをおろし、また10人くらいのお客さんを乗せて銚子方面へ戻って行きました。
 良くも悪くも鉄道業務改善命令の結果、利用者の関心が高まったのでしょうか。やっぱりお客さんあっての鉄道運営ですよね。

 今度は笠上黒生駅です。駅を通過する猫・・・。かなり真剣な顔をして、忍び足で歩いていたので思わずパチリ。雑種だろうけどナカナカの毛並み。何かを狙っていたようですが・・・。
 この後、駅構内から出て行っちゃいました。
 暫くすると、銚子方面からデハ801、外川方面からでは1002がやってきて車両交換。

 その笠上黒生駅でデハ801のサボをオマケで撮影しました。うーむ、塗りなおしてピッカピカですね。
 個人的には折角塗りなおすなら、旧塗装にしてもらえたら嬉しかったのですが・・・。今はそこまでは無理ですかね。

 これで短時間ではありますが、銚子電鉄を後にしました。

 で、帰ろうと思ったのですが、なんとなく茨城に渡り、鹿島鉄道を撮影しに行くことにしました。

 はい、ということで鹿島鉄道に来ちゃいました。こちらは残念なことに今年3月末に廃止されることが確定してしまいました。こうしてまた関東からローカル私鉄が消えていってしまうことになりました。

 この前撮影に来たときは、一度は撮っておきたかった筑波山を入れた写真でした。この日も筑波山は見えていましたが、そのときほどでは無かったので、それはヤメ。
 変わりに霞ヶ浦の広さを写したくなりました。ということで、桃浦駅と八木蒔駅の間で撮影することしました。
 写真は試し撮りの1コマですが、雲がいい感じの空を作っていたので、「ここだ!これしかない!!」ってことで、この場所で撮影することに決めました。
 が、列車が来た時には、この雲はほぼ流れてしまい・・・
これ、現像時の補正なしですよ。いいよねぇ。
 キハ600が真横に来たときに撮ったのが下の写真。いい雰囲気。本当なら霞ヶ浦のギラリと光る水面も入れたかったのですが、それをやると、線路の向こうの堤防が入っちゃうので、諦めました。でもいいでしょ?縮小しないRAWデータを見ると、ルーフの反射も綺麗に写っていました。キハ600だし、満足。
 さっき諦めたと言ったのに、結局入れてみました。こんどはKR500。雰囲気は良いのですが、やはり、足回りが隠れちゃうのはイマイチですね。乗客の数もさっきの方が多くていいですね。

 と、言ったところで2006年の撮影は終了。 2007年は鹿島鉄道は廃止。残された期間に、もう一度撮影に訪れたいところですね。